
2001年5月、総合科学部1号館1階南棟にGIS共同利用室が開設されました。これは「デスクトップ型GIS(地理情報システム)の導入」という学内プロジェクトにもとづき、教育改善推進費を交付を受けて実現したものです。面積50平米の研究室を全面的に改修し、メインコンピュータ1台と教育用パソコン10台のほか、入力機器として大型デジタイザやスキャナ、出力機器としてレーザープリンタやA1版のインクジェットプリンタなどを備えています。ハードウェアだけでなく、専門的なGISソフトウェアとしてArcInfo 8.0(3)、ArcView ver.3.2(11)、ERDAS IMAGINE(5)などを導入したほか(カッコ内はライセンス数)、デジタル地図や国勢調査などデータの収集にも取り組んでいるところです。同室を拠点に、初心者の基礎的な学習から研究者の高度な分析まで、幅広い要求に対応することのできる環境が整いつつあります。 GISとは、Geographic Information Systemの頭文字をとったもので、日本語では「地理情報システム」と訳されます。これまで地理的な事象は紙の地図に描かれてきたのですが、現在カーナビゲーションに代表されるように地図データのデジタル化が進んでいます。GISはこうしたデジタル地図にさまざまなデータベースを結びつけた全く新しいコンピュータ・テクノロジーなのです。「新しくコンビニを出店するのに最適な立地場所は?」とか、「洪水が起こったときに被害がおよぶ範囲や程度は?」とか、わたしたちの身のまわりに空間的な情報を扱うテーマは意外に多いものです。GISはこうした問題を地図上で柔軟にシミュレーションすることができます。 現在、GISは社会のさまざまな分野で急速に普及しつつあります。各種行政機関や地方自治体では電子政府構想のもとでGISの導入が急がれているほか、民間企業でもデータ管理や経営戦略にGISを活用する例が増えてきました。有名な例では、ハンバーガーショップの日本マクドナルド社がGISを導入し、徹底した市場分析をもとに積極的な出店攻勢をかけた結果、1994年に1000店余りだった店舗数をわずか5年間で3倍に増やし、他社を圧倒するシェアを獲得したことが挙げられます。平日半額セールだけがマクドナルドの勝因だったのではありません。 こうした動きにともない、官公庁や民間企業でGISを自在に活用できる人材が強く求められるようになりました。GISがいかに便利な道具であっても、もとになるデータの作成や更新などは地道な作業の積み重ねです。また、いったん導入した高価なシステムも、ユーザーが十分な運用能力を持っていなければ無駄な投資になりかねません。GISが有する分析能力は画期的なものですが、それを理解し応用していくのは人間のアイデアにほかならないのです。総合科学部の地域システムコースでは、地域における産官学の連携のもとにGISの可能性を広げていくような研究を進めるとともに、GIS教育プログラムの充実を通じて社会の要請に応えられる人材を育ててゆきたいと考えています。 |
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Power Point で作成した説明会資料をウェッブ上で公開します。
また、使用しましたサンプルデータも順次HTML化してご覧いただく予定です。
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| ようこそGIS共同利用室へ 説明会用スライド | |
| 徳島県デジタル社会地図 | |
| GISを使ってみよう(その1) 全国市町村データの地図化 | |
| GISを使ってみよう(その2) 標高データを用いた地形分析 | |
| GISを使ってみよう(その3) コンビニの立地と商圏分析(工事中) | |