日本・アジア × 歴史社会
荒武達朗 葭森健介




荒武 達朗
Tatsuro ARATAKE


 専門と関心 

 中国の近現代史を研究しています。これまでは満洲に暮らす中国人の歴史について考えてきました。これからは、二〇世紀前半の激変する社会について研究をしていきます。そこでの人びとの営みはどうであったのでしょうか。まだまだ明らかになっていない点があります。また台湾の歴史に最近興味を持っているので、こちらの方は少しずつ進めています。

 こんな研究が出来ます 

 中国と台湾の社会について興味のある人は、まず相談に来てください。それから何が出来るのかをお話しします。中国語が出来なくても出来るテーマはありますが、その分、根性が要ります。私は「頭が悪くても体力がありゃエエ!」という教育を受けてきました。中国語、漢文、英語が出来ると、それだけ出来るテーマは広がります。さらに朝鮮語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、モンゴル語、満洲語が出来れば、、、きっと大学者になれますね。

 自己紹介 

 かつてはサンダルと鞄一つで日本と東アジアを旅するバックパッカーでした。就職してからは忙しく、徳島を離れることは少なくなりましたが、いつか時間が出来たら再び旅装を整えて出かけたいと思います。

 こんな授業をしています 

 学科共通の「近現代世界の成立と展開」の一部分を担当しています。歴史の授業は暗記ではありません。そんなことは辞典や参考書に書いてあります。その事項をあなたがどのように解釈し、それを説得力を持って相手に伝えられるか(レポートとして書けるか)を、問います。

 ひとこと 

 実績と実力のない人間は偉そうに振る舞うことはできません。修行中の諸君は己の未熟を見つめて謙虚になるべきです。ですが大学の4年間で努力し思索を深めていけば、“社会での居場所”をきっと見つけられることでしょう。諸君が自分の路をみつけてくれることを切に願っています。

著書のご紹介・単著



近代満洲の開発と移民



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葭森 健介
Kensuke YOSHIMORI


 こんな授業をしています 

 歴史の授業と中国語を担当しています。
 共通教育では幅広くアジアを見る視点について話していますが、専門では中国の古代中世史を中心に授業する一方、『三国志』を題材に資料の読み方調べ方、また研究する上で必要な基礎的テクニックを教えています。

 思い込みではなく調べて論を立てるとはどういうことかを学んでもらいます。

 ひとこと 

 国際文化コースは、世界の視点で日本を考え、日本の視点で世界を考えるというコースです。そこで、次の3点が大事です。

 1)基礎(語学力・幅広い基礎知識)をきちんと身につけておくこと。
 2)幅広い観点から客観的に物事を見ること。
 3)知らないことは人に聞くこと。

 「マニア」と「かぶれ」は総合科学部の大敵です。自分の興味だけに深くはまることのないように気をつけて下さい。

 こんな研究が出来ます 

   『三国志』から始まる魏晋南北朝の時代が専門ですが、徳島大学では、中国の唐代以前(古代・中世)の歴史の部分を私が、明清以降(近世・近代・現代)を荒武先生が担当しています。

 また、江戸から明治・大正・昭和の東洋史学の形成と発展についても、当時の日中の時代状況をふまえつつ研究しています。

 文系の卒業研究は先生に併せるのでなく、自分の興味に沿ってテーマを決めて下さい。わからないことについては、学外のその道の専門家も教えてくれます。これまでも、インドや東南アジアの研究をして人を、その分野の第一人者に紹介しました。但し、十分勉強していない人は推薦できませんので、先ず自分で懸命に勉強することです。

 専門と関心 

  中国の魏晋南北朝、わかりやすく言うと『三国志』とその後の時代について研究しています。

  『三国志』の時代というと、戦争や策略に明け暮れた時代というイメージが持たれがちですが、実は軍人が知識人に抑えられ、文化人が貴族となって権力を握る時代の幕開けです。

 当時中国は世界の中でも経済が最も発達していた地域で、経済的実力と武力で政治や社会の実権を握ろうとした豪族が台頭してきました。

 しかし、世の中は金と力で支配することは正しくないという知識人やそうした人を支えた庶民の力も無視できなかったっため、西欧や日本のような封建制社会の方向には進みませんでした。

 また、欲に走ると罰が当たるという個人救済の宗教も起こり、それが東アジア的な仏教を生み、日本へも伝わってきました。

 人類史は経済的な価値観が人間の考え方を支配して行く流れでもあります。但それでよいのかという問いかけもいつも起こってきています。 『三国志』の時代は世界史の中でもその問いかけが大規模に始まった時代と位置づけ、その時代について考えることで、現代のグローバリズムが抱える課題を乗り越えるヒントが得られるのではないかと思っています。


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