ヨーロッパ・アメリカ × 歴史社会
今井晋哉 佐久間亮 田中佳 吉岡宏祐




今井 晋哉
Shinya IMAI


 専門と関心 

 「市民社会」における公共性―その理念と排除の構造、それに対する下層民の反応というようなことを中心にドイツ近代史の勉強をしています。他に人の移動、「国民国家」やナショナリズムの問題にも関心を寄せています。

 こんな授業をしています 

  学部の科目としては、ドイツ近現代史に関するものをいくつか。19世紀の労働者の生活と運動、「国民国家」の創出とその問題性、帝国主義と第一次世界大戦、ナチスの人種主義政策と「異分子(マイノリティ)」、第二次世界大戦後の分断の歴史,東独社会主義の崩壊とドイツ「再統一」、「新生」ドイツの抱える諸問題、といったテーマを重視しています。

 自己紹介 

 徳島大学に来る前は北海道に7年。出身は大阪で高校卒業まで。学生時代はずっと東京でした。
 その間、ドイツで2年ほど遊んでいたことがあります(1988-90年)。ドイツ人にも良い友だちはできましたが,むしろイタリアの人たちとノリが合いました。
 1989年の秋~冬が忘れられません。図書館と寮を往復するばかりの地味な日々、東欧革命の推移をじーっと観ていました。

 こんな研究が出来ます 

  ゼミは、一応ドイツ語圏を中心に、英・米・仏以外の近現代ヨーロッパ社会についての歴史的研究ということでやってますが、現代日本社会の問題を歴史的視点から考察したいという人も、テーマによっては受入れ可能です。また、どちらかというと社会思想や社会問題、諸現象の背後にある政治力学に関心をもつ方々を歓迎したいと思います。
 これまでのゼミ生の卒業研究のテーマは、ナチス・ドイツに関するもの、東欧社会主義体制の下での民主化の試み、現代ヨーロッパにおける極右現象、ロマニのヨーロッパ流入と差別、「国民国家」と民族問題等々です。

 ひとこと 

 刺激的な日々を過ごされんことを。私らみたいなオジサンになるとですねえ、毎日の生活・仕事に流されて…また、そもそも感性もくたびれてきて…となりがち。大学生も3年目ぐらいにともなると、毎週のゼミだ、就職活動だ…で月日はさらさら流れやすくなると思います。わざと趣味のジャンルを変えたり、今までに見たことのないモノ、聴いたことのないモノ、未だ行ったことのない土地を敢えて体感したりして、今のうちにいろいろな「ショック」を受けるといいかもね。

著書のご紹介・共編著



差異のデモクラシー

著書のご紹介・共訳著



ローザ・ルクセンブルク全集〈第1巻〉 



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佐久間 亮
Ryo SAKUMA


 自己紹介 

 関東出身です。学生時代以来、かれこれ20年以上関西圏で生活していながら、いまだにおまえの関西弁はどこかおかしいといわれつづけています。
 好きなことは、映画(とくにイギリス映画)をぼーっとみること、スポーツ(とくにアメリカンフットボール)を全身こわばらせながらみること、それから美しいもの(?)をみることです。

 こんな研究が出来ます 



 イギリス(英領だった地域も含む)について、歴史や、そこでいまおこっているいろいろな問題を歴史的に掘り下げてみることに興味がある人に、面白いテーマを持ち寄って欲しいと思ってます。
 現在のゼミ生の研究テーマは、フットボールフーリガンの実態を明らかにしようとするもの、日英同盟を日英軍事技術移転という観点からとらえ直そうとするもの、スコットランド人の民族的アイデンティティの歴史を追うものなど、多士済々で、こちらがついて行くのに精一杯です。

 専門と関心 

 おもに19世紀末から20世紀前半のイギリス帝国史を研究しています。最近は、英領アフリカおよびアジアでの環境保護の試みを、文化間の衝突という観点から検討することに関心があります。

 こんな授業をしています 

 
 「ヨーロッパ史研究I」では、現代のイギリス社会の多様さ、複雑さとその歴史的背景について、「地域交流史」では、英領時代のインドを舞台としたヨーロッパとアジアの文化衝突について話します。
 また、「実用外国語基礎演習(英語)」で、みなさんのコミュニュケーション能力向上のお手伝いをできることを楽しみにしています。

 ひとこと 

 このコースは演習形式の授業がおおく、なかなかハードです。だけど、頑張れば、知識を受容するだけのヒトから知を作り出し発信するヒトへの転身ができるでしょう。




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田中 佳
Kei TANAKA


 専門と関心 

  近世フランス文化史を専門にしています。とくに美術を中心とする文化と社会の連関の歴史に関心があります。ここのところは、ルーヴル美術館の創設とその社会・文化的背景を研究しています。

 こんな研究が出来ます 

  フランス史、近世史、文化史、社会史、フランス文化、西洋美術史などに関わる諸問題について考察を深めていくことができればと考えています。自由な発想と旺盛な好奇心を期待します。

 自己紹介 

 四国は初めてです。これからたくさんの魅力を発見していきたいと思っています。

 こんな授業をしています 

 フランス語関係の授業と、「ヨーロッパ史研究」を担当の予定です。専門の講義では、美術館というものができてくる背景や経緯を探ることで、近世から近代にかけてのフランスを中心とするヨーロッパ文化史の一側面を見てみたいと考えています。

 ひとこと 

  学生時代になにか一つ、誰に何といわれようと好きだと思えるもの、心底打ち込めるものを見つけられたら幸せだと思います。その魅力をどうしたらもっと追求できるか、どうしたらそれを人に伝えられるかを考えていくことが、学びにつながるかもしれません。




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吉岡 宏祐
Kouyu YOSHIOKA


 専門と関心 

 専門はアメリカ合衆国現代史です。とりわけ、関心のある研究テーマは、「自由」と「平等」という合衆国の建国の理念が「人種」という要因によって歪曲されてきた歴史を踏まえ、現代におけるマイノリティの救済策の在り方を再検討することです。その具体的な考察対象として、1960年代以降、黒人問題を解決する一方策として合衆国が採用してきたアファーマティブ・アクションの現代的動向を分析しています。

 こんな研究が出来ます 

 一口に「アメリカ史研究」といっても、その対象とする分野や地域、時代区分は実に多岐にわたります。皆さんには、アメリカ社会が直面する様々な問題を歴史的に検討できるテーマを持ち寄っていただければと思います。そのようなテーマの多様性がゼミ内での議論の活発化や、延いては「アメリカ」に対する理解の深化につながると考えるからです。

 自己紹介 

 「北国」出身です。生まれは青森、学部は札幌、留学先はペンシルヴァニア州、大学院は仙台といった具合に、これまで寒冷な地域を転々としてきました。
 そのためか、徳島に来てからというもの、温暖な気候と道端に生えているヤシの木に興奮を隠せない日々が続いています。近場でヤシの木が群生しているスポットがありましたら、お知らせいただければありがたいです。

 こんな授業をしています 

 授業では、現代合衆国社会が抱える問題の中でも最も根深い問題の一つである人種問題について考察しています。その際、奴隷制度や公民権運動といった過去の歴史を振り返ると同時に、過去の差別の負の遺産が現代米国社会にどのような形で陰を落としているのかについても検討します。

 ひとこと 

 アメリカ合衆国の黒人英語に「ストリート・スマート」と「ブック・スマート」というスラングがあります。前者はストリートにおける経験から得られた知識を、後者は書物から得られた学識をそれぞれ意味する言葉です。大学生活では、両者を接合することによって、日常における様々な事象を多角的かつ複眼的に分析する力を涵養していただけたら幸いです。




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