ヨーロッパ・アメリカ × 文学・語学
井戸慶治 Stephens(学内限定) Sturge 

田久保浩 中島浩二 樋口友乃 服部恒太 山内暁彦

山田仁子 吉田文美 Herbert 依岡隆児





井戸 慶治
Keiji IDO


 専門と関心 

 専門はドイツ文学で、1800年前後の特に初期ロマン派と呼ばれる作家たちを研究しています。ここ数年は、ヴァッケンローダーとティークという親友二人組の、芸術(音楽、絵画など)と芸術家をテーマにした文学作品を扱っています。

 もうひとつ関与していて興味も持っているのは、第一次世界大戦時に日本に抑留されていた青島(チンタオ)のドイツ・オーストリアの捕虜たちのことです。こちらの方は、偶然のきっかけではじめて、今のところ徳島・板東収容所の捕虜新聞や手記の翻訳が中心です。

 これら二つの研究は、時代は100年隔たっており、内容的にも関係がなさそうに見えますが、いろいろとつながりがあります。
 第一にナショナリズム。ドイツは19世紀初めにナポレオンのフランスの支配下に入りますが、これがナショナリズムの勃興(また、この状況によって政治的・経済的地位が向上したユダヤ人への反感)を導き、ロマン派の中にはそうした動きにかかわった作家もいます。第一次大戦はこのナショナリズムが非常に高まった時代で、捕虜たちの書いたものに見られる愛国主義は、あまりに強くて奇異な感じがするほどです。
 第二に、捕虜たち(中には相当な知識人もいました)の文化活動の中で、しばしば言及され、音楽であれば演奏されるのが、ドイツ文化の「黄金時代」とされる1800年前後の作家、哲学者、作曲家やその作品だということです。したがって、彼らの文化活動を理解するのに、200年前のドイツに関する知識が役に立つわけです。

 自己紹介 

 趣味は囲碁、釣り(小型船舶免許所有)、写真の「タンタン」と遊ぶことです。この名の由来は娘の誕生日にわが家の一員となったこと。

 こんな授業をしています 

 全学共通教育のドイツ語と、以下のような学部の授業を担当しています。
ドイツ言語文化研究II(旧カリ)=演習(新カリ):文学に描かれた芸術(造形芸術 / 音楽)と芸術家について、単位は半期ごとに出しますが、2年1サイクルで開講しています。
ドイツ言語文化研究III(旧カリのみ):ドイツ・オーストリア人捕虜について。日本各地にあった収容所における捕虜の諸活動や日本側の対応を、最近明らかになった事実も紹介しながら、捕虜待遇史や日独交流史という、より広いコンテキストの中で扱っています。
 実用外国語基礎演習I(新カリ)=実用ドイツ語演習I(旧カリ):初級ドイツ語から中級的ドイツ語への橋渡し。専門でドイツ語に関係するかもしれない人、せっかく一年間ドイツ語を学んだのでもう少しやっておきたい人のための授業。新カリでは同じ科目名の他の外国語を修得していると、この授業は卒業単位になりませんが、そんな受講生も歓迎。

 ひとこと 

 何かを論じるためには、対象についての知識を得ることが大前提ですが、人間は自分に都合のよい、あるいは自分好みの情報を正しいと信じがちなので、それだけでなく意識的に複数の観点から情報を仕入れる必要があります。そうやって調査研究をおこなっているうちに、はじめに持っていた考えが変わってくることがありますが、それこそ調査の意義ではないかと思います。もうひとつ、人文科学は直接社会に役立つことよりも、知的な関心を掻き立てることをめざすような所もあるので、何が「面白い」のかというセンスを練り、自分が面白いと思ったことを説得力をもって伝えることを心がけてもらえれば、と思います。

 こんな研究が出来ます 

 近代ドイツ文学の作家や作品、テーマについて、可能な限り対応します。それ以外では、左記の研究二つとその周辺に関連すること、つまり文学と造形芸術(絵画、彫刻、建築)や音楽との関係、ロマン主義とナショナリズム、板東捕虜収容所、などのテーマにも対応可能です。



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Sturge, Donald
ドナルド スタージ 


 Speciality and Interests 

  My general academic interests include English Literature, Comparative Culture and English Language Teacher Education. I have particular interest in Anglo-Saxon Britain and early contact between Japanese people and European people.

  At present, one of my main interests is developing international exchange projects that help people from various cultural backgrounds share meaningful experiences. I am particularly interested in helping people inside and outside this university work together on projects that benefit society in Japan and elsewhere.

 Message to the students 

  Many students seem to lack confidence in speaking English even after many years of classes, so I particularly want to help seminar students improve English speaking ability.

   I am happy to assist students who want to develop communicative skills while learning about similarities and differences between Japan and other areas.

  I hope that the world-view of seminar students is broadened through improved linguistic ability, improved personal self-confidence and deeper understanding of themselves and other people.

 Short biography 

  My education was in Canada, where I received my BA/MA (English Literature) and Certificate in Teaching English as a Second Language.

  Before coming to Japan, I taught in Canada, Saudi Arabia, China and South Korea.

 My classes 

  Class activities depend to a large degree on student interest, with emphasis on comparing Japanese culture with cultures of other countries.

  For much class time, students work independently or in a group on projects that they themselves have chosen.

 What you can study in my seminar 

  The aim of the seminar is to help students use English to understand foreign culture better or to compare conditions in Japan to conditions in other cultures.

  Students in my seminar enjoy significant freedom in choosing their study focus and are expected to show personal initiative and a sense of academic responsibility.




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田久保 浩
Hiroshi TAKUBO


 専門と関心 

 十九世紀初期のイギリスの詩人、P.B.シェリーという作家を中心に研究してきました。時はフランス革命後のナポレオン戦争の時代、政治的弾圧の厳しい時代にいかに知識を得、時代の言説の中でいかにそれを発表してゆくのかが問題となりました。一方ベトナム戦争の時代、反戦論者は、戦争は庶民を犠牲にして権力者を富ませるための制度であると主張しました。実はまったく同じ議論はすでにナポレオン戦争の時代にもあったのです。
 政治、イデオロギーと文化とのかかわりはもちろん、現代に生きる我々にとってより重要な課題です。最近は現代の映画や映像文化への関心が深まっています。メディアを制する者が市場を制し、世界を制するのだと思うことが多いからです。

 こんな研究が出来ます 

 クリストファー・ノーラン監督『メメント』では、記憶障害の主人公をめぐる物語が過去へ過去へと逆上る形でプロットが展開します。このような形式の物語で浮かび上がる主題はなんでしょうか。『ジュノ』では、高校生で妊娠した主人公は中絶ではなく、出産を選びます。この映画は、アメリカ社会で論争の的である人工妊娠中絶をめぐる言説の中でどう位置付けられるでしょうか。インドの国際都市ムンバイを舞台にした『スラムドッグ・ミリオネア』の制作、マーケティングの過程を調べる中でグローバル化しつつある世界のメディア状況について見えてくるものは何でしょうか。

 自己紹介 

 東京都出身。東京以外では、カナダ、マニトバ州で3年、アメリカ、マサチューセッツ州で1年勉強しました。それ以外に、イングランドやオーストラリアにも近年、たびたび訪れています。徳島大学に来る前の勤務地は横浜。徳島には数年前に家を持ちました。車で四国各地をまわり、産直市で野菜を買ったりするのが好きです。

 こんな授業をしています 

 英語の授業では、Practice makes perfect. 「習うより慣れろ」をモットーにしています。言葉というものは習ってからそれを使うというよりも、使いながら学んでゆくものだからです。英語を使うことを考えないと英語の力はつきません。ですから授業でもコミュニケーション活動、すなわち英語を使っての意味のやり取り、つまり英語を発信する活動が少しでも多くできるように心がけています。

 ひとこと 

 海と山の自然に恵まれ、また豊かな伝統文化を持つ徳島に暮らす人々はまた、新し物好きな人々でもあります。この徳島大学を世界との交流拠点にして、この大学の卒業生は、社会の各方面で世界のいろいろな人々とリアルタイムでつながり独自の活動により存在感を示してくれるように、そんなキャンパスづくりのお手伝いがしたいと思います。




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中島 浩二
Kohji NAKASHIMA


 こんな研究が出来ます 

 ゼミでは、英字新聞やニュースの英語など、主に時事的英語を読んだり聴いたりして理解する力を伸ばすとともに、英語とはどういう言語であるか、言語学的視点から共時的構造と通時的変化を学びます。また、言語データ処理ができるようコンピュータ言語(Python)を学び、言語研究や英語教育に応用する力を養います。

 こんな授業をしています 

 教養教育の英語科目の他、学部共通科目「Academic English II」、コース応用科目「英語研究I」、教職専門科目「英語科教育法I・II」などを担当しています。
 「英語研究I」では、英語学について書かれた英文を読みこなす力を身に付けるとともに英語学の全体像を理解します。「英語科教育法I・II」では、基礎統計学を学ぶとともに、英語教育の現場で統計処理を応用する技能を身に付けます。

 自己紹介 

 島根県の出身で、大学・大学院・非常勤講師時代の13年間を東京とその周辺で過ごした後、秋田大学に赴任しました。雪国での生活を8年間余り経験しましたが、2階の屋根から3メートル近く伸びる太いつららと、スケートリンクのように凍る道路に最初は別世界に来たかのようでした。雪国での生活は苦労も多かったですが、話のネタも山ほどできて良い経験になりました。その後、不凍港を求めて?北緯40度から34度にゲルマン民族の大移動、徳島に赴任して生活環境も大きく変わりました。今では、阿波のラテン気質も気に入り、毎夏ぞめきのリズムが聞こえてくるのを楽しみにしています。
 趣味は、ジャズを聴くこと、特にピアノジャズが好きで、Keith Jarrettが大のお気に入り。お気に入りの道具は、テキストエディタVimです。

 ひとこと 

 英語を理解するには、日本語や他の外国語を学んで比較してみて初めて分かることが多くあります。現代の英語を理解するためには、古英語や中英語などを含めて英語の歴史や英語の形成に影響を与えた諸言語や出来事についても学ぶ必要があります。加えて、英語を媒介として得られる情報を理解するためには、政治・経済・文化・科学など様々な分野への興味、データ処理技術や統計学の知識なども必要となります。
 英語を学ぶということを狭い意味で捉えず、森羅万象に目を向ける視点を持ちながら貪欲に学んでいってほしいと思います。

 専門と関心 

 大学と大学院で英語学を中心に言語学全般について学びました。高校時代から英語に限らず言葉に興味を持ち始め、高校の図書室にあった言葉に関する本を読みあさりました。そこで出会った鈴木孝夫氏、川本茂雄氏などの著作に強く感銘を受け、大学で言語学を学ぼうと決めました。学生時代は、英語だけでなく、ドイツ語・フランス語・ラテン語・エスペラント語・古英語・中英語などを広く学びました。もちろん、母語の日本語についても様々な著作を通じて学ぶよう努めました。卒論では古英語と奈良時代日本語の助動詞比較をテーマにしました。
 大学院後半から非常勤講師時代以降は、コンピュータに興味を持ち、Lisp, Prolog, Perl, Pythonなどの計算機言語を学んで、英語教育のためのソフトウェア開発やコーパスを使った言語情報処理について研究するようになりました。
 国際教養コースでは、効率的な英語教育を実現するにはソフトウェア、メディア教材、紙の教材等をどう活用・開発したらいいのか、学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。英語についても理論面と実践面をバランス良く学んでいきたいと考えています。




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服部 恒太
Kota HATTORI


 こんな授業をしています 

 2015-2016年の予定では基盤英語、主題別英語、英米言語研究、そして英米言語演習を担当します。英語の授業では学生のみなさんの役に立つことを英語で学んでもらいたいという思いがあります。そこでTED Talkのようなプレゼンテーションの行ない方を英語学習に合わせて教えます。また専門分野に合わせた英語学習が必要な学生にはより専門的なことを通して英語の学習をしてもらえるようにと思っています。たとえば、看護専攻には看護用の英語を教えます。機械や化学専攻の学生には幅広い最新の科学的発見を英語で知ってもらえるように授業を行ないます。英米言語研究では言語学の基礎を教えます。半期の授業ですので学習できることに限りはありますが、できる限りの多くの科学的な言語分析を行い論理的な思考力を高めることを目指していきます。英米言語演習(前期)ではNonviolent Communication A Language of Lifeという本を用いてより良いコミュニケーションの取り方を学生のみなさんと学んでいきます。英米言語演習(後期)では学生のみなさんにリサーチの経験を積んでもらいます。具体的には自分で興味のあることを見つけ出し、調査分析を行い、書き上げるというリサーチのプロセスを経験してもらいます。

 自己紹介 

 福岡県出身です。大学時代からTokyo, Los Angeles, Honolulu, London, Christchurchと世界を回ってきましたので多様な文化の影響を受けて育ちました。そのため人種国籍を問わず色々な人と接することが好きです。最近はCouch Surfingを通じて多くの国際人と接しています。運動をすることが好きでテニス、サイクリング、筋力トレーニングは定期的に行なっています。

 専門と関心 

 専門はspeech scienceです。  
 Speech scienceというと人間が音声をどのように知覚あるいは発声するのかという分野です。音声学、心理学、コンピュータサイエンス、脳科学など多様な分野が複合し合った分野です。これまでは第二言語話者の音声知覚と発声の研究などを行なってきました。例えば、なぜ日本人はRとLの知覚に苦労するのか研究を行ないました。今後はもっと脳科学的な要素を取り入れた研究をしてみたいと思っています。その他にも話者の声の認識、アクセントの認識などにも興味があります。

 Speechに関しての興味は近年違った方向にも向き始めました。科学的にspeechを考えるだけでなく、もっと実用的なspeechを考えるようになりました。例えば、どのように話したり聞いたりすればコミュニケーションが効果的に取れるようになるのか?もっとうまくコミュニケーションが取れると人々の生活がより良いものになるのではないかと思っています。徳島大学ではこの系統のことを授業に反映させていきたいと思っています。

 Computer scienceにも高い関心があります。研究を行なう際にRを使ってデータ分析をしてきました。私が博士課程で学んでいたころと比較すると現在はRで多様なことができます。Big dataの処理や多様なグラフィックを描くことができます。最近では人の動きなどを地理的な情報を用いてグラフィックに描いたりしています。


 ひとこと 

  Do what you believe in, and believe in what you do. Just live your life.

 こんな研究が出来ます 

 専門がspeech scienceですので第二言語の音声習得に関したことの研究が可能です。他にも心理言語学的な要素を用いた音声に関する研究も可能です。この系統の研究は卒業論文で可能になるのではないかと思います。将来的にはspeech communicationに関する研究も行なえるようになるのではないかと思います。この分野にはまだ精通をしていないのでみなさんと一緒に学んで行くことになります。ちなみに今年のゼミではspeech communicationに焦点をあてたプロジェクトを後期で行なってもらう予定です。



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樋口 友乃
Tomono HIGUCHI
(休業中)


 専門と関心 

 専門は現代アメリカ文学です。なかでも、ロシアに生まれて亡命の後にアメリカ合衆国に渡ったウラジーミル・ナボコフという作家の研究をしています。また、ナボコフと同時代の他の作家とを比較する研究にも関心があります。

 こんな授業をしています 

 全学共通教育の英語のほか、学部の「英米文化研究III」(旧カリ)と「英米文学講読II」(新カリ)を担当しています。また、毎年ではなく数年おきに「実用外国語基礎演習I(英語)」も担当しています。
「英米文化研究III」と「英米文学講読II」では、主としてナボコフやフィッツジェラルドなどの20世紀アメリカ作家の小説を読んでいます。
「実用外国語基礎演習I(英語)」は英語ニュースを扱っています。

 自己紹介 

 趣味は読書と音楽鑑賞です。最近は天然酵母でパンをつくるのも新しい趣味になりつつあります。

 こんな研究が出来ます 

 専門は現代アメリカ文学です。なかでも、ロシアに生まれて亡命の後にアメリカ合衆国に渡ったウラジーミル・ナボコフという作家の研究をしています。また、ナボコフと同時代の他の作家とを比較する研究にも関心があります。

 ひとこと 

 悩んだら、空を見上げて深呼吸。




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山内 暁彦
Akihiko YAMAUCHI


 専門と関心 

 専門は英文学です。特に『ガリヴァ旅行記』を書いたジョナサン・スウィフトを中心に研究しています。『ガリヴァ旅行記』は、大方に誤解されているような単なるファンタジーではなく、実は大人向けの社会風刺、政治風刺の文学です。社会批判、人類への警告を、正面からではなくして、搦め手から、ちょっと斜に構えてものをいう文学です。世の中の間違いを正すための風刺文学とは何ぞ、という視点で研究をしています。

 こんな研究が出来ます 

 ゼミでは主に諷刺の文学という視点で、英米の、あるいはヨーロッパ諸国の、 散文で書かれた文学作品を扱いますが、場合によっては、日本の作品を読んだり、韻文や戯曲、映像作品なども取り上げます。作品そのものを精読、精査しつつ、作者や時代背景を考え合わせながら、自分なりの解釈に至れるよう援助します。漠然としていますが、具体的にどんな作品を扱えるかについては、研究室にお越し下さい。

 自己紹介 

 今では珍しいですが、私は文学部という学部の英語英文学専攻を卒業し、大学院も英語学・英文学で、今もそれでやってきています。コースの授業の他に、 全学共通教育では1、2年生の「英語」を担当しています。
 また、これは宣伝になりますが、50年以上の歴史を持つ「徳島大学英語英文学会」という団体が学内にありまして、私はそれの事務局の担当を長くしています。英語学や英文学関係の教員とそのゼミ生が中心ですが、興味のある人はどうぞお気軽にお問い合わせください。

 こんな授業をしています 

 授業の題材には、主に英国やヨーロッパの文学作品を扱っています。最近では『ガリヴァ旅行記』以外に『アリス』や『ピーター・パン』などファンタジー的なものや『トリストラム・シャンディ』という奇書の類も扱い、作品を読むだけではなく、それらが書かれた当時の社会情勢のことも学んでいます。
 授業中には分担箇所の要約とそれへのコメントをしてもらい、それを受けて様々な視点から作品の解釈を受講生の諸君と一緒に試みていきます。

 ひとこと 

 学生さんの中には、目的意識を持って第1希望で来られた方もいるだろうし、 そうではなく、しかたなく第2希望で来られたという方もいるでしょう。どうしても自分が入った学部や学科、コースが自分に合わない時や、もともとの希望が捨てきれない時には、他大学や他学部、他学科、他コースに移るという手もあります。しかし、一旦入ったからには、少し腰を落ち着けて、自分が置かれた環境で頑張ってみるという態度も大事だと思います。
 また、学校の勉強だけではなくて、大学の内外での活動、サークル、アルバイト、友達や教職員とのつきあい等も大切です。いろいろと読書をして、興味の幅をドンドン広げ、 何か一つこだわりを見つけたら、それにつっこんでいってほしいです。深さと幅の両方を広げ、日々、問題意識と好奇心を持って生きてください。




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山田 仁子
Hitoko YAMADA


 専門と関心 

 英語学が専門で、特に認知言語学を中心に研究しています。語用論にも興味を持っています。
 具体的な研究対象は現在、
"red","yellow"といった色彩語彙と『生物進化の枝分かれ』のような比喩(メタファー)表現(生物の変化を木の成長に喩えている)です。こうしたことばを観察すると、そこに人間の脳で起きている事が反映していることに気づきます。

 こんな研究が出来ます 

 ことばに関することなら、ゼミ生の関心にできるだけ合わせて、一緒に探求したいと思っています。
 2010年3月の卒業生の卒論の題目は以下の通りですので参考にしてください。『シェイクスピアの『ソネット』における愛のメタファー』『効果と労力がメタファーに与える影響』『英語におけるBlueのイメージ』

 自己紹介 

 福岡出身です。学生時代は文学部の英語英文学教室で英語学を学びました。言葉を深く知るのに文学作品がどんなに役に立つか、また文学を味わうために言葉の知識がどんなに必要かというのを実感しました。

 こんな授業をしています 

 『英米言語研究III』で認知言語学の教科書を読みます。ことばに隠された、人の心や思考パターンを発見する喜びを感じてもらいたいと思っています。

 ひとこと 

 何事も一生懸命に、いろんなことに挑戦してほしいと思います。でも、自分という人間がどう生きて行くのか、という大事な方向性は見失わないように気をつけてください。自分という存在を大事にしてください。




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吉田 文美
Ayami YOSHIDA


 専門と関心 

 主にアイルランドの現代英語文学、特に小説と詩をやっているはず...です。詩人W.B.イェイツが専門ということにしていますが、自分の読んでいる作家の中では、一番有名なので方便に使っているという面もあります。むしろイェイツよりも後の作家が研究対象ですが、名前を言っても「???(誰それ!)」・・・つらい。アイルランドでは知る人ぞ知るという作家なのですが、ジェニファー・ジョンストン(小説)、メーヴ・マッガキアン、(詩)、フランク・オコナー(この人は故人)というあたりで論文を書いていた...はずなのですが、最近は「シルビア・プラス(米国出身の詩人)もおもしろいな~」などと、あちこち放浪しながら楽しんでます。

 こんな研究が出来ます 

 私自身は現代の英語文学が専門ですが、ゼミでは研究の題材(主に「作品」の形をなしているもの)は自由に選んでもらうので、同じことを研究対象にする人はまれです。羅列すると、和製ホラー映画あり、ファンタジー小説あり、日本の現代劇に、ハリウッド映画、『新世紀エヴァンゲリオン』や『ちびまる子ちゃん』、『クレヨンしんちゃん』などの漫画やアニメあり、と多岐に渡っております。ただ、作品をおもしろがるだけで終わってもらっては「研究」とは呼べません。さまざまな作品が作られて受容され、そしてまた別の作品に影響を与えていく状況を追いながら、自分たちが生きている社会の「文化」について考察してもらっています。

 自己紹介 

 岡山県出身。「吉田」という姓が少なくないため、親しい学生さんたちには「文美先生」、さほどでないかたには「英語の吉田先生」と呼ばれています。
 趣味は、paperbacksの「積読」(趣味で読むものは、ファンタジーor SF系)とknitting&crochet。後者は手先の不器用さにも関わらず、大物に挑戦したがる悪癖のため、我が家には編みかけの「一目では何だか正体がわからないもの」や毛糸玉があふれています。

 こんな授業をしています 

 すでに、全学共通教育の「基盤英語」とか「主題別英語」でお目にかかっているかもしれません。「実用外国語~(英語)」と名のつく授業を取ると、かなり高い確率で、お会いすることができます。他に「英米文化研究I」では、言語や文学、文化に関する入門書を読んだり、英語詩を読んだり(年度によって違う)するつもりです。

 ひとこと 

 どんな分野でも、簡単にできる勉強や研究はありません。しかし、何かを知る、学ぶ、考えるというのは、本質的に楽しいことのはずです。自分にとって、楽しくやりがいがある研究テーマを見つけてください。




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Herbert, Wolfgang
ヴォルフガング ヘルベルト


 こんな研究が出来ます 

 あらゆる社会や時事問題を比較社会学的なアプローチで調査、研究します。英語の文献を解読できることが望ましい。
 宗教社会学と関係あるテーマも歓迎。緩和ケア、ホスピス運動、生と死の哲学関連も指導します。
 ほかの研究テーマは身体改造(刺青など)、組織犯罪、移民問題、西洋における仏教の受容、現代社会と宗教(精神世界など)、武道。

 ひとこと 

 人生を楽しむ原動力の一つは色々な事に好奇心を持つことです。本格的に関心のあるものを見つけ、それを熱狂的に追求します。学問というのは文字通り「学ぶ」と「問う」ことなんです。データ、情報、結果等より大切なのは「問う」という姿勢、良い問いをすることです。伝承、通念、通説などを「問う」ということは常に懐疑を抱くということで、物事を新鮮に、複眼的、多側面的に見ることが出来ることこそが学問、いや哲学です。
 後は学びと遊びのバランスを上手に取ることも大事です。

 自己紹介 

 西オーストリアのアルプスで生まれ育ちました。15歳から空手の道場に通い、オーストリア全国大会三連覇。日本との「出会い」の切っ掛けです。自然と読書と運動が好きな青年でした。文武両道。
 日本(関西)在住は通算して25年以上になります。一回生より日本は長いので「外人」とは言わせません。
 ウィーン大学入学後、哲学博士号取得まで、さまざまな学問を遍歴:神学、比較宗教学、哲学、社会学、最終的に東洋学(日本学科)を専攻しました。それが今までの研究と興味の幅広さと繋がっています。
 趣味はジャズ、酒、文学、映画、旅、長い散策、空手道。

 専門と関心 

 最近主に現代社会の中の宗教の在り方(例えば:「精神世界」の人気、宗教離れvs原理主義)、ドイツ語圏に於ける仏教の受け入れ、禅、宗教の実践(修行、意識変容、瞑想等)、生と死の哲学に関心があります。
 専門は比較思想史と比較社会学です。社会学での専門分野は社会の周縁です。主流社会から隔離、排除されている集団(暴力団、寄せ場の日雇い労働者とホームレス、移民、不法就労者等)と現象(死、刺青、身体改造等)の研究をしました。
 参与観察(フィールドワーク)という方法を活かす現場主義者ですから、組織犯罪を研究した時期は、やくざや彫師と付き合い、不法就労問題を調査した時は、寄せ場に入り工事現場で働き、現在はホスピスでボランティア活動をしています。

 こんな授業をしています 

 「ドイツの社会と文化」の授業では「部族化」している若者文化から高齢社会の諸問題まで、ライフスタイルの多様化、宗教、移民の受け入れ、身体改造の流行、ドイツでの哲学ブーム、EU統合のドイツ語圏への影響、グロバリゼーション等様々な話題と時事問題を取り上げます。ドイツの状況だけでなく、出身国オーストリアとEUの諸国と日本の現状との比較も試みます。
 学生に授業で扱っているテーマの一つを選んでもらい、レポートの提出や発表してもらうこともあります。

 ドイツ語の授業では外国語の学習の仕方も手ほどきします。言語学的な想像力が身に付くように教えます。外国語を習い使える楽しさ伝えるつもりです。

 文学を評論させることもあります。文学、音楽、絵画などの芸術、「美」の世界と触れることを推奨します。心が豊かになり、想像力が豊富になり、新しい発想がうまれます。文学を読むことによって、自分の文体と執筆力が良くなることもあります。

著書のご紹介・単著



Japan nach
Sonnenuntergang
 


Foreign Workers
and
Law Enforcementin Japan
 

Buddha,
Zen und Achtsamkeit
 

Mein Indien

著書のご紹介・共著

 

Bunshin II/ Horitsune II:
Japanese Traditional Tattoo /
Dragon and Kannon
 Bunshin/Horitsune II is a documentation of the work of one of the outstanding Japanese tattoo-artists of the old school.  
 The Japanese tattoo is characterized by its full body design, sophisticated colouring and finely tuned chiaroscuro.  Horitsune II is a master of this artform, which is impressively (re)presented in this volume. Among his favoured motifs are the dragon and the bodhisattwa Kannon, the buddhist iconic manifestation of mercy.

 「文身/彫常II」は日本の伝統的な一流の彫師の作品の記録である。
 日本の刺青の特徴は、全身のデザイン、緻密な色彩と微妙な濃淡。彫常氏はこの芸術の名匠である。彼が特に魅せられた画題は、竜と観音菩薩。その魅力と美がこの本によって余すところなく紹介されている。


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依岡 隆児
Ryuji YORIOKA


 専門と関心 

 文化間の影響関係や文化比較、現代文学の研究をしています。演劇や映画、文学などの近代化の問題や、外国人問題や異文化接触による文化変容といった現代の問題と取り組んでいます。国際的な観点から地域文化を捉えなおすということが今後の課題です。なお、もともとの研究テーマだったドイツの作家ギュンター・グラスの研究は一貫してやっています。

 こんな研究が出来ます 

 日本と外国、特にヨーロッパの文化に興味があって、文化一般について掘り下げて考えてみたいと考えている人に向いています。ゼミでは、そうした研究をいかに進めていけばよいかを、一緒に考えていきます。文化比較や異文化交流、徳島における国際的文化、映画・演劇などの国境や言葉を越えていく文化現象への関心にはある程度、応えられると思います。

 自己紹介 

 高知出身で、徳島に来てすでに20年、生粋の「四国人」です。大阪との縁ができてからは、「関西文化」にも新鮮さを感じるようになりました。森羅万象、違いを知り、その違いを楽しむといった「違いのわかる」人間でありたいというのがモットーです。趣味は映画、ジャズ・フュージョン、古本屋めぐり。ボーリングからビリヤードまで球技全般をこなします。喫茶店で本を読むという「癖」があります。

 こんな授業をしています 

 「比較文化研究」では文化と文化の影響関係や文化受容のあり方、民族性の比較を通しての現代文化について考えていきます。身の回りにある異文化に気づき、文化の複合性を楽しみながら、自分たちの新しい文化を創り出していくことが目標です。「比較文化論」「総合科学実践プロジェクト」なども担当。

 ひとこと 

 広く、深く、読書を!(研究室の本はいつでもお貸しいたします。ただし自分で探してください。)
 文化研究をする際に大切なのは、好奇心。それから、なにをやるにしても、「楽しむ心」を忘れずに。




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