ヨーロッパ・アメリカ × 文学・語学
石田三千雄 熊坂元大 Schiedges

田島俊郎 山口裕之 Herbert 依岡隆児




石田 三千雄
Michio ISHIDA


 専門と関心 

 現代のフッサール現象学を中心に研究しています。相互主観性や身体性の問題をメルロー・ポンティやヘルマン・シュミッツの解釈も考慮に入れて研究しています。これからは日本の思想文化も見直してみるべきだと考えています。自国文化を外国人に、外国語で伝えることもわれわれに要求されているように思われます。

 こんな研究が出来ます 

 ゼミでは、学生諸君が自由に自分の興味のあることを扱うことになります。研究上のアドヴァイスにはいつでも乗ります。最近では宗教に興味をもつ学生諸君が多くなってきたように思います。

 自己紹介 

 岡山県出身。趣味はこれといってなかったのですが、最近ガーデニング(庭いじり)に目覚めました。小さな庭ですが、植物が生長するのを見るのは心が癒されます。単なる渋い趣味と言うなかれ!植物の葉の形や色も、よく見ると極めて多様ですし、一握りの土壌にも無数の生命体が宿っているのがわかります。エコロジーで言う生物多様性やレオポルドのランド・エシックスを実感できます。

 こんな授業をしています 


 哲学・思想の基礎

 ヨーロッパ思想研究

 環境倫理学

 その他、教養科目や基礎英語講読など。

 ひとこと 

 自分でじっくり考えてみる時間を大切に!




▲ページ上部へ戻る

熊坂 元大
Motohiro KUMASAKA


 こんな研究が出来ます 

 哲学・倫理学に関連するものであれば、出来る限り幅広い範囲で対応しようと思います。ゼミでは一緒に英語またはドイツ語の文献を読む機会を設けたいと思います。

 こんな授業をしています 

 哲学・倫理学の講義とドイツ語の授業を担当予定です。

 自己紹介 

 主に千葉県で育ちました。幼少期にヨルダンとドイツ、成人後にドイツと台湾に数年ずつ滞在してきました。四国での生活は初めてなので大変楽しみです。お酒が好きなのですが、こちらでは電車で帰ることもできないため、自宅でチビチビ飲むことになりそうです。

 専門と関心 

 環境倫理学という応用倫理学の一分野を専門にしており、それと関連して進化論やさまざまな文化の自然観にも関心があります。英語圏の議論を中心に、ドイツや台湾などの環境問題への考え方も調査してきました。政治哲学や比較文化、ナショナリズムにも興味があり、そのためか研究室の書棚の片隅には極めて政治色の強い書籍も並んでいますが、決してその手の活動家ではありませんのでご安心を。

 ひとこと 

 一つの物事をできるだけ複数の視点から捉えるようにしてみてください。友人やゼミ生と語り合うことで、視野が開けることもあります。また積極的に異文化に触れることも助けとなります。そして何より、本を読むことです。




▲ページ上部へ戻る

Schiedges, Olaf
オラフ シートゲス


 こんな研究が出来ます 

 日本文学、中でも特に村上春樹作品についての研究やドイツ語圏に関連する研究。

 ひとこと 

 一緒に楽しくドイツ語を勉強しましょう。授業では元気な声でドイツ語を話してみましょう。

 自己紹介 

 ドイツのフランクフルトから北へ約200キロ離れたライン川沿いのケルン市に生まれ、2004年から日本に住んでいます。6年間は名古屋、この5年間は神奈川県の大学でドイツ語を教えていました。四国・徳島県での生活は初めてですので、こちらの文化や自然に触れながら、皆さんとの楽しく授業をしたいと思っています。 趣味は読書(日本、ドイツ、アメリカ小説)ジャズやロックのジャンルなどの音楽鑑賞、また、日本映画(黒沢明監督、小津安二郎監督の作品、その他も幅広く)やアニメも好きです。インドア系の趣味ばかりになりましたが、テニスは毎週していました。テニス好きの方、是非声を掛けて下さい。

 専門と関心 

 専門は日本文学です。特に村上春樹の作品について研究しています。テーマとしては、村上春樹の小説における『空間』を空間論また文化論の観点から分析しています。加えて、村上春樹は小説家として以外にも、翻訳者としてもよく知られていますので翻訳理論と翻訳家としての彼の研究にも関心があります。もう一つの専門分野は「外国語としてのドイツ語」です。ドイツ語学習法についての研究です。

 こんな授業をしています 

 「ドイツ語入門」と「ドイツ語初級」を担当しています。授業ではドイツ語の文法についての学習はもちろんですが、皆さんのドイツ語でのコミュニケーション能力の向上を目指しています。また、「ヨーロッパ文化研究」では、ドイツ語圏についてのテーマについてのテキストを読み進めながら、読解能力や異文化に関する知識や理解を深めていきます。ムーデル(eラーニング)を取り入れた授業を行います。




▲ページ上部へ戻る

田島 俊郎
Toshirou TAJIMA


 こんな授業をしています 

 とは言っても、授業ではもっと近場の20世紀や19世紀の熱狂後を生き延びた小説や演劇をフランス語で読んでいます。フランス語教師ですが、きちんと読むためには ことば以外のことがいかに大事なのかとつくづく感じます。

 こんな研究が出来ます 

 残念ながら卒論までフランス文学でつきあってくれる学生さんはほとんどいません。でも人間の想像力をかき立てる絵や演劇、映画など、物語性のあるものはどれで もゼミの守備範囲に入れちゃいましょうか。

 自己紹介 

 豚児とサッカーをしたり、女房の実家の庭の落ち葉かきが週末の息抜きです。

 ひとこと 

 物語をそうぞうすることはほんとに大事な時代だと思う。そうぞう力を駆使して、考えを発信する技術を磨いてください。

 専門と関心 

 文学とは乱暴な言い方をしたらバブルです。土地はそれ自体として突然価値が高まるものではないはずで、ほしがる人がいるから値段があがるわけですね。流行や文学もそんなところがあって、みんなが面白いというから、みんなが美しいというから、あぁそんなものかなと思っちゃって読みたくなっちゃいます。だからひととき熱狂的に受け入れられる作品がいかに沢山あることか。熱狂がさめた後にも生き残る作品も中にはありますが、大部分はバブル後に破たんしてしまったリゾート開発のようにうす寒くて読みたいという気を起こさせてはくれません。
 生き残る作品が偉大な作品で研究に値することは言うまでもありませんが、破たんしてしまったリゾートを訪ねて、なんであのころはこんなリゾートが良かったと思っていたのかな、なんて熱狂の後をあれこれ詮索するのが、好きで、いや研究です。具体的には17世紀のフラ・スでは読まれたけれど今は忘れられた作家を読んでいます。そんなことは何の役にも立たないように見えるかもしれませんが、本人としては役に立つと思っています。




▲ページ上部へ戻る

山口 裕之
Hiroyuki YAMAGUCHI


 専門と関心 

 大学院修士課程では主にコンディヤックという18世紀フランスの哲学者について研究していました。
 博士課程では心理学や生物学といった、人間や生命を相手にする科学がいかなる歴史的/理論的背景を持っているのかを考えることで、自ら人間であり生命であるところの我々が、人間や生命についてどのように考えてきたのかを考えていました。
 最近は、現状の「倫理学」というものに納得できないので、「倫理学を作り直す」という作業をしようと思っています。「守るべき普遍的な倫理的原理」を提示するのではなく、「どうして人は自分が正しいと思うことを普遍的な原理だと思い込んで他人にも押し付けたがるのか」という観点から考えたいと思います。

 こんな研究が出来ます 

 調査や実験をして「事実」が何であるかを示す、ということはできません。「そもそも正しい事実とはなんだろうか」と考えてしまう人は歓迎します。
 例:「分子生物学を学んだんだけど、本当に生物は情報系なのかしら?」「社会学が研究する社会ってそもそも何なんだろう?」「どうして飲み会で私だけがビールを注いでまわらないといけないの?」など。
 これらについての「正しい答え」は私自身にもわからないけれども、一緒に考えて、あなたの考えの穴を指摘してあげることはできます。

 自己紹介 

 奈良県出身。大学入学以来こちらに来るまで13年半ほど東京は下北沢の六畳一間風呂なし共同便所のアパートに住んでいました。廃墟とか洞窟とか湿原が好きです。徳島に来てとりあえず黒沢湿原に行ってきました。穴があったら入りたいので、いい洞窟があったら教えてください。

 こんな授業をしています 

 全一年生必修の「総合科学入門講座」では、国際社会・地域社会の諸問題を多面的に、かつ論理的に考察するための思考法を講義しています。後期にはその思考法を実践する「課題発見ゼミナール」も担当。

 選択必修の学部共通科目「哲学思想の基礎」では、哲学・倫理学の3教員で、「正しさ」とはどういうことかを考えていきます。

 2年生以上の専門科目「現代科学論研究」なども担当します。

 ひとこと 

 本を読みましょう。私は高校生のころ丸山圭三郎『ソシュールの思想』という本を読んで以来15年間、「恣意性」概念についてずっと考えてきました。
 ホフスタッター『ゲーデル・エッシャー・バッハ』という本は、考えることについて考えたい人はとりあえず読みましょう。
 ランバウ『チンパンジーの言語研究』はチンパンジーと言語が好きな人に。
 山口裕之『コンディヤックの思想』は経験主義的認識論(これは自然科学の前提となる認識論でもある)を徹底的に論じた本であり、必読だと思うのですが、あんまり売れてない。私に言ってくだされば格安にて販売します。しかも著者サインつき。

著書のご紹介・単著



コンディヤックの思想



人間科学の哲学


認知哲学
 

ひとは生命をどのように
理解してきたか


コピペと言われない
レポートの書き方教室


人をつなぐ対話の技術


「大学改革」という病
 

著書のご紹介・共著



科学技術と倫理


哲学の歴史第6巻


エピステモロジーの現在


哲学という地図


哲学への誘い

著書のご紹介・訳書



論理学 考える技術の初歩



▲ページ上部へ戻る

Herbert, Wolfgang
ウォルフガング ヘルベルト


 こんな研究が出来ます 

 あらゆる社会や時事問題を比較社会学的なアプローチで調査、研究します。英語の文献を解読できることが望ましい。
 宗教社会学と関係あるテーマも歓迎。緩和ケア、ホスピス運動、生と死の哲学関連も指導します。
 ほかの研究テーマは身体改造(刺青など)、組織犯罪、移民問題、西洋における仏教の受容、現代社会と宗教(精神世界など)、武道。

 ひとこと 

 人生を楽しむ原動力の一つは色々な事に好奇心を持つことです。本格的に関心のあるものを見つけ、それを熱狂的に追求します。学問というのは文字通り「学ぶ」と「問う」ことなんです。データ、情報、結果等より大切なのは「問う」という姿勢、良い問いをすることです。伝承、通念、通説などを「問う」ということは常に懐疑を抱くということで、物事を新鮮に、複眼的、多側面的に見ることが出来ることこそが学問、いや哲学です。
 後は学びと遊びのバランスを上手に取ることも大事です。

 自己紹介 

 西オーストリアのアルプスで生まれ育ちました。15歳から空手の道場に通い、オーストリア全国大会三連覇。日本との「出会い」の切っ掛けです。自然と読書と運動が好きな青年でした。文武両道。
 日本(関西)在住は通算して25年以上になります。一回生より日本は長いので「外人」とは言わせません。
 ウィーン大学入学後、哲学博士号取得まで、さまざまな学問を遍歴:神学、比較宗教学、哲学、社会学、最終的に東洋学(日本学科)を専攻しました。それが今までの研究と興味の幅広さと繋がっています。
 趣味はジャズ、酒、文学、映画、旅、長い散策、空手道。

 専門と関心 

 最近主に現代社会の中の宗教の在り方(例えば:「精神世界」の人気、宗教離れvs原理主義)、ドイツ語圏に於ける仏教の受け入れ、禅、宗教の実践(修行、意識変容、瞑想等)、生と死の哲学に関心があります。
 専門は比較思想史と比較社会学です。社会学での専門分野は社会の周縁です。主流社会から隔離、排除されている集団(暴力団、寄せ場の日雇い労働者とホームレス、移民、不法就労者等)と現象(死、刺青、身体改造等)の研究をしました。
 参与観察(フィールドワーク)という方法を活かす現場主義者ですから、組織犯罪を研究した時期は、やくざや彫師と付き合い、不法就労問題を調査した時は、寄せ場に入り工事現場で働き、現在はホスピスでボランティア活動をしています。

 こんな授業をしています 

 「ドイツの社会と文化」の授業では「部族化」している若者文化から高齢社会の諸問題まで、ライフスタイルの多様化、宗教、移民の受け入れ、身体改造の流行、ドイツでの哲学ブーム、EU統合のドイツ語圏への影響、グロバリゼーション等様々な話題と時事問題を取り上げます。ドイツの状況だけでなく、出身国オーストリアとEUの諸国と日本の現状との比較も試みます。
 学生に授業で扱っているテーマの一つを選んでもらい、レポートの提出や発表してもらうこともあります。

 ドイツ語の授業では外国語の学習の仕方も手ほどきします。言語学的な想像力が身に付くように教えます。外国語を習い使える楽しさ伝えるつもりです。

 文学を評論させることもあります。文学、音楽、絵画などの芸術、「美」の世界と触れることを推奨します。心が豊かになり、想像力が豊富になり、新しい発想がうまれます。文学を読むことによって、自分の文体と執筆力が良くなることもあります。

著書のご紹介・単著



Japan nach
Sonnenuntergang



Foreign Workers
and
Law Enforcementin Japan


Buddha,
Zen und Achtsamkeit


Mein Indien

著書のご紹介・共著



Bunshin II/ Horitsune II:
Japanese Traditional Tattoo /
Dragon and Kannon
 Bunshin/Horitsune II is a documentation of the work of one of the outstanding Japanese tattoo-artists of the old school.  
 The Japanese tattoo is characterized by its full body design, sophisticated colouring and finely tuned chiaroscuro.  Horitsune II is a master of this artform, which is impressively (re)presented in this volume. Among his favoured motifs are the dragon and the bodhisattwa Kannon, the buddhist iconic manifestation of mercy.

 「文身/彫常II」は日本の伝統的な一流の彫師の作品の記録である。
 日本の刺青の特徴は、全身のデザイン、緻密な色彩と微妙な濃淡。彫常氏はこの芸術の名匠である。彼が特に魅せられた画題は、竜と観音菩薩。その魅力と美がこの本によって余すところなく紹介されている。


▲ページ上部へ戻る

依岡 隆児
Ryuji YORIOKA


 専門と関心 

 文化間の影響関係や文化比較、現代文学の研究をしています。演劇や映画、文学などの近代化の問題や、外国人問題や異文化接触による文化変容といった現代の問題と取り組んでいます。国際的な観点から地域文化を捉えなおすということが今後の課題です。なお、もともとの研究テーマだったドイツの作家ギュンター・グラスの研究は一貫してやっています。

 こんな研究が出来ます 

 日本と外国、特にヨーロッパの文化に興味があって、文化一般について掘り下げて考えてみたいと考えている人に向いています。ゼミでは、そうした研究をいかに進めていけばよいかを、一緒に考えていきます。文化比較や異文化交流、徳島における国際的文化、映画・演劇などの国境や言葉を越えていく文化現象への関心にはある程度、応えられると思います。

 自己紹介 

 高知出身で、徳島に来てすでに20年、生粋の「四国人」です。大阪との縁ができてからは、「関西文化」にも新鮮さを感じるようになりました。森羅万象、違いを知り、その違いを楽しむといった「違いのわかる」人間でありたいというのがモットーです。趣味は映画、ジャズ・フュージョン、古本屋めぐり。ボーリングからビリヤードまで球技全般をこなします。喫茶店で本を読むという「癖」があります。

 こんな授業をしています 

 「比較文化研究」では文化と文化の影響関係や文化受容のあり方、民族性の比較を通しての現代文化について考えていきます。身の回りにある異文化に気づき、文化の複合性を楽しみながら、自分たちの新しい文化を創り出していくことが目標です。「比較文化論」「総合科学実践プロジェクト」なども担当。

 ひとこと 

 広く、深く、読書を!(研究室の本はいつでもお貸しいたします。ただし自分で探してください。)
 文化研究をする際に大切なのは、好奇心。それから、なにをやるにしても、「楽しむ心」を忘れずに。




▲ページ上部へ戻る