国際文化コースのご紹介



〜「履修の手引き」より〜


I 国際文化コースとは

 国際文化コースは、学生のみなさんが、現代社会・国際社会におけるさまざまな社会的・文化的事象を多面的に研究することを通じて、問題を自ら発見し掘り下げる主体性を持ち、広い視野を持って総合的に判断を下すことができる「よき市民」として成長することを目指します。

 現代では、世界中のさまざまの地域やそこに住む人々が相互に交流し関連し合っています。そうした結びつきや相互依存は、今後いっそう強固になることはあっても弱まることはないでしょう。その一方で地域間の経済的・文化的格差は拡大し、文化摩擦、環境問題、地域紛争などの問題が起こっています。こうした今日的な問題は、地球のどの地域の問題であっても私たちに無関係ではありません。私たちは、関心を自分たちの周辺のローカルな問題にのみ向け、全地球的な問題に無関心のままでいることは許されません。

 そこで本コースでは、日本を含む東アジア、アメリカおよびヨーロッパ諸国の言語、文学、思想、歴史、社会などについて学びます。そうした学習を通じてさまざまな地域の主に文化的な問題に対する理解力、調査能力、さらに語学力、情報発信能力などの能力を身につけます。さらには、経済学、国際関係論、心理学などの領域についても学び、幅広く総合的な問題解決能力を獲得することを目指します。

 このように、自ら主体的に学び、多面的な視点から思考する能力は、民主主義社会を担う市民として不可欠な能力であり、また同時に、自らの日常生活をよりよいものにしていくためにも重要なものです。


II 教育目標

 国際文化コースでは、上記のような主体性と多面的な思考力を身につけるために、段階的な教育課程を用意しています。まず1年次には、基本的な調査能力・発表能力を身につけます。同時に、哲学、歴史、文化、言語など、幅広い分野について基礎知識を身につけます。そうした基礎的な学力をもとに、2年次以降には、学生の関心や資質に応じて、アジアや欧米の言語、文学、思想、歴史、社会について学び、またそれらの地域を相互に比較して学ぶことができます。学生が自ら学習計画を立案することは、主体的な学習課程の一部です。

 具体的な学習目標として、次の3つがあります。

1) 日本、アジア、欧米などの地域について、言語や文化、歴史などの幅広い観点から総合的に理解します。(総合的地域研究)

2) 言語や文化、歴史などの観点から、日本、アジア、欧米などの地域について相互に比較研究します。(地域間比較研究)

3) 哲学、歴史、文学、言語など、個別学問領域について専門的知識の獲得を目指します。(個別領域研究)


V 履修上の要望事項

【一般的な要望事項】

 国際文化コースでは、さまざまな専門分野にわたる授業を履修することができます。これは「総合科学」を学ぶうえで重要な特徴なのですが、逆に、しっかりした問題意識・目的意識がないと、学習が散漫になってしまう可能性があります。指導教員とよく相談し、しっかりした履修計画を立てるようにしてください。

 1年次の指導教員は、人間文化学科の教務専門委員です。「大学入門講座」などを通じて指導に当たります。2年次には自分が仮選択した「履修パターン」代表教員が指導に当たります。3年次以降は、演習の担当教員が指導教員となります。

 また、卒業に必要な単位を間違いなくそろえるために、この『学生便覧』と、別冊の『全学共通教育履修の手引』を熟読してください。



【国際文化コースでの履修の道筋】

 1年次末にみなさんは国際文化コースを選択します。国際文化コースでは、みなさんが履修計画を立てる際の指針となるように5つの「履修パターン」を用意しています。5つの「履修パターン」のうちから1つを選択し、そこに示された科目を中心に選択することで、ある領域について一貫性のある履修計画を立てることができます。

 2年次初めに5つの「履修パターン」のうちから1つを仮選択し、その「履修パターン」に即して履修します。

 2年次末には、「履修パターン」を本選択します。必ずしも、2年次で仮選択した「履修パターン」と同じパターンを選択する必要はありません。ただし、履修内容が大きく異なる「履修パターン」への変更は勧めません。

 下の、「各学年での履修」を参考にしながら計画的に勉強してください。



〜各学年での履修〜


【1年次生の履修】


 1年次には、全学共通教育科目、学部共通科目、学科共通科目の3種類の授業から履修します。

1)全学共通教育科目

 別冊の『全学共通教育履修の手引き』を参照して履修してください。



2)学部共通科目

 基礎ゼミナールを4単位、選択必修Aを4単位以上、選択必修Bを4単位以上で、合計取得単位が12単位以上になるように履修してください。

 「基礎ゼミナールT」と「基礎ゼミナールU」は必ず履修してください。
択必修Bの科目については、自分が仮選択した「履修パターン」が推奨する科目の中から選択してください。

 選択必修Aのうち2科目(4単位)を、1年次に履修してください。選択必修Bのうち、1年次に受講できるのは「情報処理の基礎T」と「情報処理の基礎U」のみです。2・3年次に「実用外国語演習」などの科目も開講していますから、必ずしも1年次に受講して4単位を取得しなくてもかまいません。

3)学科共通科目

 1年次のうちに6科目(12単位)履修し終わっていることが望ましい。




2年次での履修】


 2年次には、全学共通教育科目、学部共通科目、学科共通科目に加えて、一部のコース専門選択科目を受講します。コース専門選択科目については、自分が仮選択した「履修パターン」に提示された科目を中心に履修してください。

1)全学共通教育科目

 2年次で必ず履修すべき科目は、英語(発信型)の4単位分の科目と、教養科目の残った数科目です。


2)学部共通科目

 選択必修Bの科目については、自分が仮選択した「履修パターン」が推奨する科目の中から選択してください。


3)学科共通科目

 1年次のうちに6科目(12単位)履修し終わっていることが望ましい。


4)コース専門コア科目

 それぞれの「履修パターン」で履修を推奨する科目が異なります。別表の「履修パターン」を参照してください。


5)コース専門選択科目

 それぞれの「履修パターン」で履修を推奨する科目が異なります。別表の「履修パターン」を参照してください。



34年次での履修】


 34年次では、コース専門コア科目、コース専門選択科目、総合科学テーマ科目の三種類を中心に履修します。自分が選択した「履修パターン」に即して履修してください。総合科学テーマ科目については視野を広げて自分の専門領域外も俯瞰できるように他学科、他コースの科目を含めて履修してください。また、4年次には研究の成果を卒業研究(卒業論文)という形で作り上げます。

1)コース専門コア科目

 「実用外国語演習(英語または中国語)」(8単位)の履修を推奨します。


2)コース専門選択科目

 別表の「履修パターン」を参考にして履修計画を立て、選択してください。


3)総合科目テーマ科目

 最低5科目(10単位)を選択し、履修してください。


4)卒業研究

 演習での指導のもとづいて、卒業研究を制作するようにしてください。



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