環境・応用化学研究室

NEWS

  • 山本 祐平講師が、研究代表者として2020年度からの科学研研究費補助費・基盤研究(C)2020.4-2023.3に採択されました
  • 山本 祐平助教が、講師に内部昇任しました
  • M1の村瀬 遼亮君が徳島大学教育研究助成奨学基金に採択されました
  • 山本 祐平助教が、競争的資金平成31年度「理工学部教育研究充実経費」の助成を受けました
  • 山本 祐平助教が、競争的資金平成31年度先端理工学教育研究プロジェクト「マルチサンプル解析に基づく越境汚染エアロゾルの高度別輸送プロセスの解明」の助成を受けました
  • 山本 孝准教授が、研究代表者として2019年度からの科学研研究費補助費・基盤研究(C)2019.4-2022.3の助成を受けています

最新の注目研究   (太字は学生)

  • Takashi Yamamoto and Akira Yukumoto : Discrepancy in the quantitative oxidation-state analysis of Eu species in sulfide phosphors by K-, L1-, and L3-edge XANES spectrometry: Choice of absorption edge and measurement mode, Journal of Analytical Atomic Spectrometry, Vol.33, No.4, 585-592, 2018.   (SNIP=1.24)
  • Yuhei Yamamoto, Azusa Tagami, Toshihiro Shiarasaki, Akira Yonetani, Takashi Yamamoto and Shoji Imai: Role of iron modifier on boron atomization process using graphite furnace-atomic absorption spectrometry based on speciation of iron using X-ray absorption fine structure, Spectrochimica Acta. Part B: Atomic Spectroscopy, Vol.142, 55-61, 2018.   (SNIP=1.33)
  • Shoji Imai, Yuhei Yamamoto, Takashi Yamamoto, Kenji Kodama, Jun Nishimoto and Yoichi Kikuchi: Sulfur Chemical State and Chemical Composition of Insoluble Substance in Soft Rime, Hard Rime and Snow collected on Remote and Rural Areas in Japan using WDXRF, Analytical Sciences, Vol.34, No.5, 589-598, 2018.   (Top25%)

研究概要

1. 環境分析化学の研究:健康被害のある21世紀の有害重金属 (Pb, Cd, As, Cr, In)の環境対策

設備イメージ

画像は日本分光株式会社HPより引用

鉛(Pb)とカドミウム(Cd)分析: Pbは胎児、乳幼児および児童において中枢神経の発達に影響の強い鉛の問題は過去のものではなく現代の社会問題であります。アレルギーの原因の一つであるといわれ低濃度暴露が懸念されるCdも迅速な分析が要求されます。世界の水資源の観点において地球環境問題として注目されている地下水ヒ素汚染、天然起源のヒ素汚染によって有効利用できなくなる井戸が世界の水を必要とする地域において深刻な問題です。国際貿易において有害物質が厳しき監視されています。日々、分析センターなどで管理分析業務が続いています。私たちの研究室では、鉛、カドミウム、ヒ素などの有害重金属の高感度分析法を開発して、英国化学会、アメリカ化学会、日本薬学会、日本分析化学会等が発刊している国際学術専門誌に論文として多数の研究成果を発表しています。

  世界のTop 10%ジャーナル
  S. Imai, T. Nakahara: APPLIED SPECTROSCOPY REVIEWS, Vol.39, No.4, 509-532, 2004. (Taylor&Francis)

2. 新規固体酸触媒の開発と物性発現機構に関する研究

お食事イメージ

固体酸触媒は,石油化学プロセス,有機合成化学など触媒が活躍する幅広い分野において重要な地位を占めており,現在も新触媒,反応,評価法などの研究/開発が相次ぎ,バルクケミカルからファインケミカルまで欠かせないものとなっております.当研究グループでは,無機化学的アプローチによる新規固体酸触媒の開発,環境浄化触媒,分光学的評価および物性発現機能に関する研究を行っています.たとえば酸化ジルコニウム系複合酸化物,希土類酸化物,貴金属ナノ粒子,規則性シリカメソ多孔体をはじめとした多孔質材料などを研究対象としています。

3. 環境物質動態学の研究:解明が進む中国からのPM2.5(降雨、エアロゾル、降雪、樹氷)

ご入浴イメージ

WHOによると大気汚染が人類の寿命を3年短くしている。日本では、PM2.5の中国からの大気汚染物質の越境汚染による健康被害が懸念されています。現代は、呼吸器・循環器系に重篤なリスクを持つと言われる浮遊性微小粒子状物質(PM2.5)が社会問題になっています。未だに解明が不十分な発生源特定方法や長距離輸送機構を解明するために、石炭火力発電所の未処理排出物に特有に含まれる石炭フライアッシュ、石炭由来の重金属に的を絞って研究しています。既に無数の石炭フライアッシュが雪や樹氷によって大量に降下している事実を発見し、発生域を突き止めることに成功しました。