佐野塚の獅子舞 

 徳島市国府町佐野塚に伝わる獅子舞で、宝暦年間(1751-63)にはすでに行われていたとされる。戦後一時途絶えていたが、昭和40年代末に佐野塚獅子保存会が結成され復活する。
 獅子舞は、毎年10月第4日曜日に行なわれる佐野塚の天満神社の例祭で奉納される。また、国府町芝原の八幡神社例祭(10月17日)においても奉納が行なわれることがある。

 獅子舞は獅子2頭(1頭2人使いで計4名)、大太鼓2名、かん鼓2名、拍子木2〜4名、蝶子釣り4名で構成される。奉納時には、太鼓とかん鼓のみで奏される「呼び太鼓」から始まり、蝶子釣りの子どもによる「傘の舞」、獅子舞へと続く。

 獅子舞は、「初舞」「歓呼の舞」「竜虎の舞」「中乱の舞」「飛込の舞」「仕舞乱の舞」の順に行われる。佐野塚の獅子舞は獅子頭の左右の振りが大きく激しいところに特徴があり、特に最後の「仕舞乱の舞」は、雌雄の獅子が激しいリズムで絡み合う非常にダイナミックな舞いである。
 神社での奉納後には、蝶子釣り担当の子どもの家々を回り庭先でも舞う。

 2010年4月、徳島市の無形民俗文化財に指定。



   
 天満神社  獅子舞のメンバー(2005年)

   
 獅子舞奉納(2009年、芝原八幡神社)  蝶子釣り(蝶子)


   
 太鼓・かん鼓  仕舞乱の舞


   
 傘の舞  子どもの家での奉納